【第二種電気工事士】「リモコン変圧器」の図記号は?試験に出る24Vの重要ポイントと現場での役割

リモコン変圧器の図記号

記事を読む前に!実践・過去問チャレンジ

まずは実力試しです。第二種電気工事士の試験問題(配線図記号)において、以下の問いに正解できるかチェックしてみましょう。

【問題】

次の図記号1〜4のうち、「リモコン変圧器」を示すものはどれでしょう?

  1. 小型電圧器の図記号
  2. リモコン変圧器の図記号
  3. ネオン変圧器の図記号
  4. ベル変圧器の図記号

答えは決まりましたか?

今回は、照明制御などで重要な役割を果たす「ある変圧器」についての解説です。

「なんとなく円の中にTがあれば変圧器」と覚えているだけだと、試験当日に似た記号で迷ってしまいます。

これから電気業界への転身を考えている方や、現場仕事のスキルを身につけたいと考えている方にとって、この知識は単なる試験対策だけでなく、ビルの照明の仕組みを理解する第一歩になります。

正解と、現場で役立つ知識をセットで解説していきます!


1. ズバリ、正解と覚え方のコツ

先ほどのクイズの答え合わせです。

正解:2

リモコン変圧器の図記号

円の中に「T」があり、その右下に小さく「R」と書かれているものがリモコン変圧器です。

覚え方のポイント

  • T = Transformer(トランスフォーマー/変圧器)
  • R = Remote Control(リモートコントロール/リモコン)

「リモコン(Remote)の変圧器だから R がつく」とシンプルに覚えましょう。

ちなみに他の選択肢は以下のとおりです。

  • 1:小型変圧器(チャイムやブザー用)
  • 3:ネオン変圧器(ネオン管灯用)
  • 4:ベル変圧器

2. 試験に出る!この図記号の重要定義

今回ご提示いただいた資料にもある通り、試験において最も重要な数値があります。それは「24V」です。

解説文のポイント:

「リモコン回路用の変圧器です。2次側の電圧『24V』が表示されています。」

なぜ24Vなのか?

通常のコンセントや照明には100V(または200V)の電気が流れています。しかし、リモコン配線(スイッチのオンオフ信号を送る線)には、AC24Vという低い電圧が使われます。

試験の写真鑑別問題では、黒っぽい四角い機器の写真が出題され、本体に「24V」という文字が印字されているかが判断の決め手になります。

  • 入力側(1次側): 100V または 200V
  • 出力側(2次側): 24V

「リモコン変圧器といったら24V」これは鉄則として暗記してしまいましょう。

3. 配線図問題での見つけ方(黄金のセット)

配線図問題では、この「リモコン変圧器」は単体でポツンと置かれているわけではありません。必ず「リモコンリレー」や「リモコンスイッチ」とセットでシステムを組んでいます。

試験の配線図で以下の記号を探してみてください。

  1. リモコン変圧器の図記号: 電源(100V)を操作用の24Vなどに変換する心臓部。
  2. リモコンスイッチの図記号: 壁にあるスイッチ。ここには24Vの安全な電気しか流れていません。
  3. リモコンリレーの図記号(リモコンリレー): 実際に照明の入切を行うスイッチ本体。分電盤の中にいます。

試験でのイメージ:

「ⓉRから出た線が、スイッチやリレーに繋がっている」

この配線の流れを意識すると、複線図の問題も解きやすくなります。

オフィスビルや体育館などの広い施設

広いオフィスや工場で、すべての照明スイッチまで太い100Vの電線(VVFケーブルなど)を配線するのは大変ですし、コストもかかります。

リモコン変圧器を使って24Vに落とせば、「電話線のような細い信号線」でスイッチまで配線できます。

  1. 施工が楽: 細い線なので天井裏を通すのが簡単。
  2. 模様替えに強い: オフィスのパーテーション変更などでスイッチの位置を変えたい時、細い線なら簡単に移動できます。

まとめ

第二種電気工事士の試験対策として、以下の3点を持ち帰ってください。

  1. 図記号は 円にT添字R
  2. キーワードは 2次側電圧 24V
  3. 役割は リモコン回路(操作回路)の電源

この図記号を見たら、「あ、これはビルの照明を便利に操作するための司令塔(24V供給源)なんだな」とイメージできれば完璧です。

知識を一つずつ積み重ねて、合格を勝ち取りましょう!