記事を読む前に!実践・過去問チャレンジ
まずは今の実力をチェックしましょう。第二種電気工事士の試験(筆記・配線図問題)で、以下の問題が出たら即答できますか?
【問題】
次の図記号1〜4のうち、建物の外壁や庭などに設置する「屋外灯」を示すものはどれでしょう?
答えは決まりましたか?
「どれも丸い記号で紛らわしい…」と思った方も大丈夫です。
この記号は、形の特徴さえ掴めば二度と忘れない「ラッキー問題」に変わります。
これから、正解の解説と、なぜその形なのか、そして実際の現場ではどう扱われるのかを解説します。
1. 正解発表!この図記号が「屋外灯」です
正解は、選択肢の 「3」 番でした。

(※円の中に一回り小さい円があり、その間が4本の線で繋がれている記号)
この記号が、配線図において「屋外灯(おくがいとう)」を表します。
覚え方のコツ:イメージは「浮き輪」か「船の舵」
丸暗記しようとすると、他の照明記号(シーリングライトやペンダントライトなど)と混ざってしまいます。
屋外灯の記号は、以下のように連想して覚えましょう。
- 「外」で遊ぶから「浮き輪(うきわ)」の形
- 「外」の海を行く「船の舵(かじ)」の形
図記号の中にゴチャゴチャと線が入っている=「頑丈に作られている外用のライト」というイメージを持つのがポイントです。
2. 記号の横にある「F」の意味は?
今回の記事の元となった画像には、図記号の横に「F200」という文字が書かれています。
このアルファベットは、光源(ランプ)の種類を表す「傍記(ぼうき)」と呼ばれるものです。
- F:蛍光灯 (Fluorescent)
- H:水銀灯 (High pressure mercury)
- N:ナトリウム灯 (Natrium / Sodium)
- 文字なし:白熱灯(または指定なし)
- LED:LEDランプ(※最近の図面ではそのままLEDと書かれることが多いです)
試験問題として出題される際、「F」 がついていたら 「蛍光灯」 であることを認識する必要があります。
「F200」であれば、「消費電力(または容量)200W相当の蛍光灯を使った屋外灯」という意味になります。
3. 試験で間違えやすい!似ている記号との比較
屋外灯と間違えやすいのが、「壁付」の照明器具です。
- 壁付白熱灯: 円の一部(壁側)が黒く塗りつぶされている記号
- 屋外灯(今回): 浮き輪のような二重円の記号
どちらも「壁」に付くことが多いので混同しやすいですが、「外専用(雨に濡れても大丈夫)」 なのが今回の屋外灯の記号です。
「黒い塗りつぶし」があるだけなら、それは屋内の廊下や階段の壁に付く照明(ブラケットライト)である可能性が高いので区別しましょう。
4. 電気工事士を目指すあなたが知っておくべきこと
ここからは、試験の点数だけでなく、実際に電気工事士として現場に出た時に役立つ「施工目線」の話をします。
① 「防水(ぼうすい)」が命!
屋外灯の施工で最も気を使うのが「防水処理」です。
図記号で指定された場所に照明器具を取り付けますが、ただネジで留めれば良いわけではありません。
- コーキング処理: 器具と外壁の隙間から雨水が入らないように、シリコンコーキング材を塗布します。
- 入線口のパテ埋め: 電線を通した穴から水が入ると、壁の中の断熱材が腐ったり、漏電してブレーカーが落ちたりします。
図面には「屋外灯」としか書かれていませんが、現場の職人は「ここは雨がかかる場所だから、防水処理をしっかりしよう」と無意識に判断しています。これがプロの仕事です。
② 自動点滅器(EEスイッチ)とのセット
屋外灯は、夜になったら自動で点き、朝になったら消えてほしいですよね。
そのため、配線図問題では近くに「●に黒塗り」の図記号(自動点滅器 / EEスイッチ) がセットで描かれることがよくあります。
「屋外灯のスイッチが見当たらないな?」と思ったら、この自動点滅器がスイッチの役割をしていることを読み解けるようになりましょう。
まとめ
- 図記号 「浮き輪(二重円に4本線)」 は 屋外灯。
- 記号の横の 「F」 は 蛍光灯 を表す。
- 現場では 「防水処理」 が一番重要。漏電事故を防ぐ要になる。
この図記号を見た瞬間に、「あ、これは外の玄関や庭にある雨に強いライトだな」とイメージできるようになれば合格は目の前です。
一つ一つの記号の意味を理解することは、将来あなたが現場で「安全で快適な電気設備」を作るための基礎体力になります。
引き続き、過去問練習頑張ってください!応援しています。

