【電気工事士】金属板の穴あけ工具「ホルソ」を徹底解説!用途とノックアウトパンチャとの違い

【電気工事士】金属板の穴あけ工具「ホルソ」を徹底解説!用途とノックアウトパンチャとの違い

この記事でわかること

・ホルソの主な用途(金属製キャビネット等への穴あけ)と仕組み

・ホルソと組み合わせて使う駆動工具(クリックボール、電気ドリル)

・電気工事士試験で狙われる「ノックアウトパンチャ」との違いと過去問対策

電気工事士の試験勉強をしていると、様々な工具の名前と用途を覚える必要があります。

中でも「穴を開ける工具」は種類が多く、どれがどのような場面で使われるのか混同しやすいポイントです。

今回は、ケーブル工事や配管工事の際に金属製のキャビネット(分電盤や制御盤など)に穴を開けるための工具「ホルソ」について、徹底的に解説します。

ホルソ

ホルソとはどのような工具か

ホルソとはどのような工具か

ホルソは、別名ホールソーとも呼ばれ、その名前の通り「穴(Hole)」を開けるための「ノコギリ(Saw)」のような刃を持った工具です。

中心にガイドとなるドリル刃があり、その周囲を円筒状のノコギリ刃が囲んでいる形状をしています。

電気工事においては、主に分電盤やプルボックスなどの金属製の箱(キャビネット)に、電線管やケーブルを通すための丸い穴を新しく開けたい場合に使用されます。

ホルソの主な用途

ホルソの主な用途

ホルソの最大の目的は「金属板や木板に大きな真円の穴を開けること」です。

通常の細いドリルビットでは小さな穴しか開けられませんが、ホルソを使えば、電線管の太さに合わせた直径数十ミリの大きな穴を的確に開けることができます。

試験では「金属板に穴を開ける」という用途がキーワードになります。

組み合わせる駆動工具について

組み合わせる駆動工具について

ホルソ単体では穴を開けることはできません。回転させるための駆動工具に取り付けて使用します。

電気工事士の試験でホルソとセットでよく出題されるのが「クリックボール」と「電気ドリル」です。

クリックボール

手動で回転させるための工具です。電源がない場所でも使用でき、ホルソの軸をクリックボールの先端(チャック)に固定して、手でハンドルを回して金属板を削り取ります。試験の写真問題で「この工具(ホルソ)を取り付けて使用する工具はどれか」という問題でクリックボールが正解になることがよくあります。

電気ドリル

実務では、より効率的かつスピーディーに穴を開けるために、電動のドリルドライバーなどに取り付けて使用することが一般的です。

試験対策!他の穴あけ工具との違い

試験対策!他の穴あけ工具との違い

電気工事士の試験では、似たような用途の工具を区別できるかがよく問われます。ホルソと間違えやすい工具を整理しておきましょう。

ノックアウトパンチャとの違い

同じく金属製キャビネットに穴を開ける工具に「ノックアウトパンチャ」があります。

ホルソは「回転させて削って」穴を開けるのに対し、ノックアウトパンチャは「油圧や手動の力で金属板を打ち抜いて」穴を開けます。

ノックアウトパンチャは事前に小さな下穴を開ける必要があり、その下穴にボルトを通して刃をセットし、挟み込んでくり抜きます。ホルソよりも分厚い鉄板に大きな穴を開けるのに適しています。

試験ではそれぞれの写真と用途、開け方の違いが紐づくように覚えておくことが重要です。

リーマとの違い

穴を開けた後、金属の切り口には「バリ」と呼ばれるギザギザが残ります。このバリを削り取って滑らかにする(面取りをする)工具が「リーマ」です。

ホルソは穴を「開ける」工具、リーマは穴を「整える」工具としっかり区別してください。

過去問での問われ方

過去問での問われ方

実際の電気工事士筆記試験では、工具の写真が提示され、「この工具の名称は?」または「この工具の用途は?」と問われるパターンが定番です。

問題文に「金属板に穴を開ける」「クリックボールに取り付けて使用する」とあれば、ホルソを疑いましょう。

中心にドリルがあり、周りがギザギザのカップ状になっている写真を見たら、すぐにホルソだと判断できるようにしておくことが合格への近道です。

まとめ

・ホルソは金属製キャビネットなどに大きな穴を開けるための切削工具。

・クリックボールや電気ドリルに取り付けて使用する。

・ノックアウトパンチャ(打ち抜き)やリーマ(バリ取り)との違いをしっかり理解する。

・写真問題で確実に見分けられるように、特有の形状(中心のドリルと周囲の円筒状の刃)を覚える。

電気工事士試験の工具問題は、実務に出た後も直結する重要な知識です。ホルソの特徴をしっかりマスターして、本番での得点源にしていきましょう。