【電気工事士】試験に出るJIS照度基準の覚え方!学校・事務所・工場のルクス数値を完全解説

【電気工事士】試験に出るJIS照度基準の覚え方!学校・事務所・工場のルクス数値を完全解説

記事を読む前に!実践・過去問チャレンジ

電気工事士の筆記試験では、配線図や計算問題だけでなく、電気設備の「基準」に関する知識問題も出題されます。

その中でも、照明設計の基礎となる「JIS照度基準」は、知っていれば計算不要で即答できる得点源です。

今回は、私たちの身近な場所である「学校」や「事務所」の明るさに関する問題です。

JIS(日本産業規格)で定められた推奨値を覚えているか、今の実力をチェックしてみましょう。

【問題】

「日本産業規格(JIS)」では照明設計基準の一つとして、維持照度の推奨値を示している。同規格で示す学校の教室(机上面)における維持照度の推奨値[lx]は次のうちどれか。

1.30

2.300

3.900

4.1300


答えは決まりましたか?

「教室は勉強する場所だから、かなり明るいのでは?」

「いや、事務所の方が明るいイメージがある」

感覚だけで答えようとすると、意外な数値に惑わされるかもしれません。

正解と、試験で絶対に覚えておくべき「3つの基準値」について解説します。

1. ズバリ、正解は?

正解は、選択肢の 2(300) です。

JIS照度基準において、学校の教室(机上面)で推奨される維持照度は 300lx(ルクス) とされています。

解説

【電気工事士】試験に出るJIS照度基準の覚え方!学校・事務所・工場のルクス数値を完全解説の問題の正誤と選択肢の図解説の黒板解説

問題文にある「維持照度」とは、照明設備が劣化したり汚れたりして明るさが落ちたとしても、最低限確保すべき明るさのことです。

学校の教室では、黒板の文字を見たり、教科書の文字を読んだりするために、最低でも300lxの明るさが必要と定義されています。

それぞれの選択肢の明るさの目安は以下の通りです。

・1の「30lx」:屋内非常階段や車庫など、足元が見えればよいレベルの暗さです。学習には不向きです。

・3の「900lx」:かなり明るい数値です。製図室や精密な作業を行う工場などに近いレベルです。

・4の「1300lx」:手術室や超精密作業など、極めて高い視認性が求められる特殊な環境レベルです。

したがって、一般的な学習環境として適度な明るさである「300」が正解となります。

2. 試験に出る!覚えるべき「3つの場所」と数値

電気工事士の試験対策として、全てのJIS規格を暗記する必要はありません。

過去問で繰り返し問われるのは、主に以下の3つの場所です。これらをセットで覚えておきましょう。

事務所(750lx)、工場(500lx)、学校(300lx)の比較グラフ

(1)事務所の事務室:750lx

パソコン作業や書類の読み書きなど、細かい文字を長時間見る場所です。

一般的な施設の中では最も明るい基準である 750lx が推奨されています。

「仕事(750・シゴト)は事務所で」といった語呂で覚えるのも有効です。

(2)工場の普通の視作業:500lx

部品の組み立てや加工などを行う工場です。

安全に作業するために十分な明るさが必要ですが、事務作業ほどの細かさは求められない「普通の視作業」として、500lx と設定されています。

※精密な作業を行う工場のエリアではもっと高い数値になりますが、試験ではこの「500」が基準としてよく出題されます。

(3)学校の教室(机上面):300lx

今回の問題の正解です。

子供たちが学習する机の上は 300lx です。

事務所(750)や工場(500)に比べると数値は低いですが、これはリラックスして学習できる環境としての基準でもあります。

3. 明るさの順序で覚えるコツ

具体的な数字を忘れてしまっても、場所ごとの「明るさのランク」をイメージできれば、選択肢を絞り込むことができます。

<明るさの順序>

事務所(750) > 工場(500) > 学校(300)

・一番明るいのは「事務所」:細かい書類や画面を見るから。

・真ん中は「工場」:手元作業には明るさが必要。

・基準となるのは「学校」:勉強に集中できる環境。

この大小関係を知っていれば、例えば「学校の問題で1000以上の選択肢」が出ても、明るすぎると判断して除外できます。

4. 単位と測定器もチェック

この分野では、数値だけでなく「単位」や「測定器」も合わせて出題されることがあります。

・単位:lx(ルクス)

 場所の明るさ(照度)を表す単位です。光源の明るさ(ルーメン)や光の強さ(カンデラ)と混同しないようにしましょう。

・測定器:照度計

 光電池(光起電力効果)を利用した計測器です。試験では写真鑑別問題として出題されることもあるため、形状も確認しておくと安心です。

まとめ:この問題の攻略ポイント

JIS照度基準の問題は、知っているか知らないかの知識問題です。計算がいらない分、確実に得点源にしたい分野です。

・事務所は 750 lx (一番明るい)

・工場(普通)は 500 lx (真ん中)

・学校は 300 lx (基本)

試験直前にこの3つの数字を見直して、迷わず正解を選べるように準備しておきましょう。